経理業務のDXを成功させるには「経理部門のデジタル化とペーパーレスによる効率改善の具体策」~書類事務ゼロ!電帳法とデジタルインボイスの活用で生産性向上~
電子帳簿保存法の改正により電子取引のデータ保存が必須となり、書類のデジタル化が急速に進んでいます。デジタルインボイスPeppolを活用した請求データの増加が予測される一方、経理部門では紙を中心とした業務が残りデジタル適応が遅れています。そこで、デジタル化の重要性や具体的な取り組みを解説し、経理業務の効率化を図ります。電子データの保管方法やITツールの活用法、業務上の注意点を紹介し、中小企業でも実現可能な経理DXを目指します。
2025年6月24日(火) 10:00~ 17:00 <会場+Webセミナー(ライブ配信)>
講師:児玉 尚彦
主催:SMBCコンサルティング(東京)
詳細・お申し込みはこちら↓
SMBCコンサルティング(東京)
<プログラム>
1.失敗しない経理DXの進め方
1)3段階で進める経理部門のデジタル化
2)経理部門のDXの取り組み状況と今後の課題
3)電子帳簿保存法を活用してデジタル化を促進する手順
4)経理DXの失敗例と成功例を対比して見えてくること
2.ペーパーレス化のメリットと課題
1)時間短縮、経費削減、品質向上の3メリット
2)ペーパーレスでインプット/アウトプット作業を廃止
3)デジタル環境整備によるテレワークの生産性向上
4)デジタル化移行期の問題点整理と課題対策
3.経理部内から始めるペーパーレス化
1)会計伝票,各種帳簿,財務報告資料の電子保存と活用
2)インターネットバンキングからの会計仕訳連動
3)2026年までに手形を廃止し“でんさいネット”へ移行
4)e-Tax,eLTAXで税務申告・納税手続きを効率化
【事例紹介】 キャッシュレス・伝票レスの改善効果
4.社内業務のデータ連携と社外取引のクラウド化
1)立替経費のインボイスはスマホからAI-OCRで処理
2)仕入・経費の申請,承認,計上,送金をデータ連動
3)売上の計上と売掛金の消し込みをクラウド上で一括処理
4)財務状態をリアルタイムに社内で共有
【事例紹介】JIIMA認証の証憑管理ストレージサービス
5.書類の電子保存とインボイス管理の税務会計上の注意点
1)電子取引のデータ保存状態を経理が定期点検
改ざん防止措置,データ閲覧検索要件,税務調査対策
2)タイムスタンプによる修正履歴管理と事務処理規程
3)請求書領収書のスキャナ保存と会計帳簿との相互関連性
4)インボイス番号を国税庁サイトに自動照会して税区分判定
【Q&A】電帳法/インボイス制度対応のよくある質問
6.経理DXで労働生産性を2倍に向上させる働き方
1)経理DX後の時間短縮とコスト削減の改善効果
2)アナログとデジタルのハイブリッド経理
3)会計分野におけるAI技術の活用範囲
4)ITツール/クラウドサービスの評価選定のポイント
7.DX後の経理の役割と仕事の変化
1)今年中に経理が検討すべきデジタル化対応課題
2)デジタル化で進化する会計監査と税務調査の対応
3)経理人材のキャリアアップに必要なスキルとテクニック