経理担当者のための「分析力」「報告力」「提案力」養成講座

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~”財務分析” の実務での活用の仕方~

「分析力」をつけて会社の異常値をキャッチ
「報告力」の差が経理の評価を大きく変える!「提案力」で財務体質の健全化を促進

2024年1月25日(木) 13:00~17:00
講師:税理士 児玉 尚彦
主催:税務研究会 丸の内税研アカデミー

詳細・お申し込みはこちら↓
税務研究会 丸の内税研アカデミー

” 財務分析 ” の実務での活用の仕方

財務分析を勉強している経理社員は多いのですが、分析結果を経営に活かしている会社は残念ながらそれほど多くありません。その原因は、財務分析の計算方法だけを学んで、実務での活用の仕方を理解していないからです。現在の会計ソフトはデータを入力すれば自動的に財務分析をしてくれるので、経理社員に求められるスキルは計算力ではありません。重要なのは、財務分析結果から経営状態を素早く判断して、経営者へ財務の問題点をタイムリーにわかりやすく報告するとともに、財務課題の改善策を提案できる能力なのです。

経理事務や会計処理のIT 化による自動化が進む中、これからの経理社員はワンランク上の財務管理業務への移行が期待されています。そこで本セミナーでは、そのために必要となる「分析力」「報告力」「提案力」の3つのスキルを身につけて、今後のキャリアアップを目指していきます。

<主なセミナー内容>

【はじめに】仕事ができる経理とは

 1) 経理社員に求められるスキルレベルの変化
 2)PDCAサイクルの[C:分析]と[A:改善]を経理が支援


1.「分析力」をつけて会社の異常値をキャッチする

  1) いま重要視されている経営指標の意味と活用の仕方
   ・ROA 、ROE 、CCC 、EBITDA 、FCF
  2) 月次業績管理における問題点の見つけ方
   ・自社の収益構造を分解して「額」と「率」で分析
  3) 経理に必要な財務分析スキルと数字の見方
   ・財務ツリー分析、損益分岐点分析、資金効率分析
  4) 運転資金の回転でキャッシュフローを重点管理
  5) 決算前の経営診断で財務評価し改善検討
   ・安全性、収益性、成長性、返済能力の測定と評価
  【演習】 経営分析を活用した財務改善課題の検討


2.「報告力」の差が経理の評価を大きく変える

  1) 社長に評価される財務報告の3 つのコツ
   ・経営者や事業部門への月次報告の仕方
  2) 財務三表を図で解説するExcel グラフの作り方
   ・BS/PL 対比グラフ、移動年計グラフ、収支推移グラフ
  3) キャッシュフローの改善課題を明瞭化する図解法
  4) 財務プレゼン資料の作成と社内での実践
  5) 経営に役立てるための月次決算報告の改善ポイント
  【事例】 業種別の経営指標と財務報告への活用例


3.「提案力」で財務体質の健全化を促進

  1) 管理会計の視点で変動費・固定費を検証
   ・事業部門の予算実績の問題点を経理から指摘
  2) 販売実績から資金繰りをシミュレーション
  3) CCC[運転資金回転日数] の改善提案
  4) 設備投資を収益率と回収期間で判断
   ・経理のROIC 予測が過剰な設備投資を抑制する
  5) キャッシュフロー改善案を経営者へ提案

【まとめ】 持続可能なキャリアアップのための活動
  1) 3つのスキルの効果的な磨き方
  2) 経理スキル評価シートによる自己採点
  3)「経理力」がアップする参考図書の紹介