経理リーダーに必須の4つの力
◆ルーティン作業から脱却し、組織に貢献する経理リーダーにステップアップ!
組織に貢献する経理リーダーになるためには、単純な事務作業や決算書作成だけでなく、現状を分析、改善し、未来を予測することが重要です。そして、結果を経営トップや社内、社外のステークホルダーに対し、分かりやすく報告する力も求められます。
2023年7月11日(火)10:00~17:00
講師:児玉 尚彦
九州生産性本部(福岡)
経理部門に期待されている役割を整理しながら、経理リーダーに必須の4つの力
「効率仕事力」…デジタル活用、事務作業の効率化で生産性を向上!
「計数管理力」…現状を把握した上で分析し、異常値を捉える!
「財務提案力」…タイムリーに分かりやすく報告する力が経理の評価を変える!
「経営貢献力」…財務計画・予算編成で未来を予測し、経営に貢献する!
を身につけることで、「経理力」の向上、キャリアアップを目指します。
【対象者】経理・財務部門の管理者・リーダー、経理実務経験2年以上の方
詳細・お申し込みはこちら↓
九州生産性本部
<研修プログラム>
【はじめに】経理人材に必要なスキルとキャリア戦略
(1)「仕事ができる」経理はどんな働き方をしているのか?
(2)ジョブ型とメンバーシップ型でのスキルの再構築
(3)これから勝ち残る経理のためのキャリアアップ戦略
1.「効率仕事力」で経理部門の業務効率を向上させる
(1)事務作業時間を4分の1にして生産性を高める
(2)経理事務フローを分析し改善検討
・伝票書類の流れ、担当者、処理件数、作業時間
(3)電子帳簿でペーパーレス化し効率を3倍アップ
(4)デジタルデータを活用し売上回収/仕入支払を自動化
(5)改正電子帳簿保存法の活用による経理DXの促進
【事例】経理のクラウドサービス活用事例
2.「計数管理力」をつけて会社の異常値をキャッチする
(1)いま重要視されている経営指標の意味と活用の仕方
・ROA、ROE、CCC、EBITDA、FCF
(2)月次業績管理における問題点の見つけ方
・自社の収益構造を分解して「額」と「率」で分析
(3)経理に必要な財務分析スキルと数字の見方
・財務ツリー分析、損益分岐点分析、資金効率分析
(4)運転資金の回転でキャッシュフローを重点管理
(5)決算前の経営診断で格付けアップ
・安全性、収益性、成長性、返済能力の測定と評価
【演習】 経営分析を活用した財務の健全化対策
3.「財務提案力」の差が経理の評価を大きく変える
(1)社長に評価される財務報告の3つのコツ
・経営者や事業部門への月次報告の仕方
(2)財務三表を図で解説するExcelグラフの作り方
・BS/PL対比グラフ、移動年計グラフ、収支推移グラフ
(3)キャッシュフローの改善課題を明瞭化する図解法
(4)財務プレゼン資料の作成と社内での実践
(5)経営に役立てるための月次決算報告の改善ポイント
【事例】 同業他社の経営指標と財務提案への活かし方
4.「経営貢献力」を財務計画・予算編成で発揮する
(1)事業部門との予算編成会議を仕切る
・管理会計の視点で変動費・固定費を検証
(2)販売計画から資金繰りをシミュレーション
・CCC(運転資金回転日数)の改善3年計画
(3)設備投資計画を収益率と回収期間で判断
・経理のROIC予測が過剰な設備投資を抑制する
(4)事業継続に最低限必要な利益の求め方
(5)中期経営計画の実現を裏づける財務計画を策定
・3年後のバランスシートとキャッシュフローを予測
【まとめ】経理リーダーとして成長するための活動
(1)4つのスキルの効果的な磨き方
(2)自分の強みの確認と今後取り組むべき課題の総点検
・経理スキル評価シートによる自己採点
(3)「経理力」がアップする参考図書の紹介