「経理部門のデジタル化とペーパーレスによる効率改善の具体策」 経理業務のDXを成功させるには

2022年からの電子帳簿保存法改正にともなう電子取引や電子帳簿、2023年からのインボイス制度に関連する電子インボイスなど経理を取り巻く環境が大きく変化しています。このような中、経理部門は業務のデジタル化や事務の効率化などにより、組織・社員の生産性向上を図ることが重要な課題となります。
本セミナーでは、経理部門のDXの進め方やIT活用による経理の事務改善と合理化の進め方、ペーパーレスへの課題と対応のポイントを解説します。

2022年06月23日(木) 10:00~ 17:00 <会場+Webセミナー(ライブ配信)>
講師:児玉 尚彦
主催:SMBCコンサルティング(東京)

詳細・お申し込みはこちら↓
SMBCコンサルティング(東京)

<カリキュラム>

1.失敗しない経理DXの進め方

  1)デジタル化後の経理業務の全体像を把握
  2)電子帳簿保存法の改正でやるべき項目を整理
  3)インボイス制度の理解と電子インボイスへの準備
  4)クラウド化する経理関係システムの動向を確認


2.ペーパーレス化のメリットとリスク

  1)伝票レス、ハンコレスで不要な仕事を省略
  2)時間短縮、コスト削減、品質向上の3つのメリット
  3)ペーパーレスでテレワーク・在宅勤務を実現
  4)ペーパーレス移行期の問題点と課題


3.経理部内から始めるペーパーレス化

  1)会計伝票と各種帳簿の電子保存
  2)小口金庫と現金出納帳の廃止
  3)インターネットバンキングからの会計仕訳連動
  4)2026年の紙の手形廃止に向けて事前準備

   <事例紹介>経伝票レスの導入事例と改善効果


4.社内業務のペーパーレス化

  1)立替経費の申請はスマホからAI-OCRで処理
  2)仕入経費の申請、承認、計上、送金を自動で連動
  3)売上の計上と売掛金の消し込みを画面で一括処理
  4)財務状態をリアルタイムに社内で共有
   <事例紹介> 社内システム間の電子データの連係


5.社外取引のペーパーレス化

  1)経理が知っておくべき電子取引の管理義務
  2)電子請求書/領収書のデータ保管上の留意点
  3)電子認証とタイムスタンプによる原本保証
  4)紙の書類のスキャナ保存と原本廃棄のルール

<事例紹介> クラウドサービスによる電子取引処理


6.2023年までにデジタル経理へ移行

  1)2023年消費税インボイス制度で変わる経理処理
  2)電子インボイスの標準規格PeppolとEDI取引
  3)ITツール導入時の選定ポイントと評価の留意点
  4)RPA/クラウド/アウトソーシングの複合的活用術


7.ペーパーレス後の経理の仕事

  1)経理の仕事は事務から業績管理/財務管理へ
  2)情報のデジタル化による月次決算の早期化
  3)リモート会計監査とオンライン税務調査
  4)アナログ経理とデジタル経理の生産性格差