経営コラム第33回「賢い社長の経理財務の見どころ・勘どころ・ツッコミどころ」配信!

第33回 コロナ前と比べて「過剰債務になりすぎていないか?」を確認する

毎月たくさんの決算書を見ています。
新型コロナウイルスの感染拡大前と比べて、バランスシート(貸借対照表)が大きくなっている会社が増えているのを実感しています。
業績を順調に伸ばしている会社の財産が増え、バランスシートが大きくなっているのなら、なんの問題もありません。
一方、新型コロナウィルスの影響で、業績が悪化している会社のバランスシートも大きくなっています。
多くの会社が、コロナ対策の緊急融資制度を利用して借り入れをしたからです。
貸借対照表上の財産(預金)が増えると同時に、負債(借入金)が増えたことにより、バランスシート全体が大きくなったわけです。
そこで今回は、「コロナ前後の会社の借入金の状況を点検して、過剰債務になっていないか」を確認していきます。
売上高と借入金を対比させる「借入金月商倍率」を使って、「借入金の残高が異常に大きくなりすぎていないか」を検証します・・・
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