経営コラム第136回「賢い社長の経理財務の見どころ・勘どころ・ツッコミどころ」配信!
第136回 中小企業の経理を狙う「振り込め詐欺」が急増中!(その2)
生成AIを悪用した振り込め詐欺に注意!
「請求書がメールで届くから、すぐに振り込んでくれ。急ぎの案件なのでよろしく」
電話は、間違いなく社長本人の声で、いつもの口調だったこともあり、経理担当者は疑いもなく送金してしまった。
しかし、その声は犯罪組織が生成AIで作った偽物の音声で、経理担当者は詐欺に騙されてしまったのです。
生成AI技術の急速な進化により、詐欺の手口も従来のビジネスメール詐欺から、より巧妙に高度になり、音声や画像を精巧に模倣するスタイルが使われるようになりつつあります。
いまも犯罪組織は、企業の経理担当者を標的にして、会社の資金を狙っています。
特に中小企業は、社長のトップダウンですべてのことが決まり、経理担当者が直接指示を受ける場面も多いため、気をつけてください。
そこで今回は、生成AIを使った詐欺の注意点について、解説します。
・・・…続きを読む
■生成AIを使った社長音声のなりすまし詐欺
詐欺グループは、ネット上にアップロードされた社長の音声を盗用し生成AIに学習させる
社長が不在のときに、生成した社長の音声を使って、経理担当者に電話をかけ、巧みに送金を指示
電話口で、社長にそっくりな声で頼まれたら、経理担当者は疑う余地がなく、指示に従ってしまう
■オンライン会議を装った詐欺被害
会社のホームページにある社長の画像を使って、詐欺グループは生成AIで社長のフェイク映像を生成
詐欺グループは、偽のオンライン会議URLを経理担当者に送り、会議に参加させる
会議室で商談している社長の映像が、経理担当者に振り込みを指示すると、騙されて送金してしまう
■生成AI詐欺にだまされないための予防策
社長や社員のSNS情報は、詐欺組織にとって犯罪のチャンスを示唆する情報となる危険があるので注意
デジタル詐欺には、対面での確認や、社長本人への折り返し電話といったアナログな手段が有効
電話やビデオ会議で送金の話が出た場合、社長と経理担当者との間で本人確認するためのルールを作っておく
詐欺グループは、高度な技術を使っていても、いつも人間の心理や精神的な弱さをついてくる
詐欺を回避するために、普段からのルールの徹底と、社長と何でも話し合える風通しの良い組織作りが不可欠
(株)経理がよくなるへお気軽にお問い合わせください。

