経営コラム第46回「賢い社長の経理財務の見どころ・勘どころ・ツッコミどころ」配信!

第46回 経理の“お役所仕事”を改善する「3つのポイント」

形式的で非効率、不親切な仕事ぶりを称して「お役所仕事」と言うことがあります。
民間企業でも、総務や経理などの管理部門の仕事は「お役所仕事」になりがちです。
企業の経理部門では、手続き的な事務処理に追われ、業務が「お役所仕事」的になっているのをよく見かけます。
会社のお金を預かる経理部としては、ルールを遵守するのが仕事ですから、ある程度はやむを得ないことです。
しかし一方で、ルールを厳しく運用しようとするあまり、業務効率が悪くなり、スピード感がなかったり、融通が利かずにサービスレベルが低いままでは問題があります。
そこで今回は、経理部門の業務が「お役所仕事になっていないか」を点検して、改善を促す3つのポイントについて説明します。

社長は、いまの経理の仕事のやり方に満足していますか?

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①形式的な前例踏襲のやり方はトップダウンで変える
現場レベルでは、仕事のやり方を変わらない
社長がペーパーレス化を推進する方針を打ち出せば、経理の仕事から紙とハンコがなくなる

②経理に「課題を設定」して改革を促す
効率が悪い仕事をしていると、生産性が劣り、競争に負け、存続できなくなる
積極的にITツールを導入して、抜本的な改革を指示することも必要

③社長は、経理に改善要求をする
経理社員は、自分のユーザーが誰なのかを見失っている
社長のクレームと改善要望が、経理のサービスレベルを向上させる

社長が無関心でいると、経理の仕事は「お役所仕事」に陥っていく
社長が経理の仕事のやり方に首を突っ込んで、トップダウンで業務を変革