経営コラム第145回「賢い社長の経理財務の見どころ・勘どころ・ツッコミどころ」配信!
第145回 iDeCoを一時金で受け取るときの税金に注意!
iDeCoと退職金の重複期間ルールの税制改正
iDeCoは掛金が全額所得控除となり、老後資金形成に役立つ私的年金制度です。
在職中の節税効果だけでなく、受け取り時に発生する税金まで考えることが重要です。
税制改正で退職金との重複期間ルールが厳格化され、受給時期への注意が必要です。
そこで今回は、iDeCoを一時金で受け取る場合の税務上の注意点について、解説します。
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■退職所得控除の重複調整期間の厳格化「10年ルール」
iDeCoを一時金で受け取る場合、税法上は退職所得として優遇措置が適用されます。
2026年以降、iDeCo受給後10年以内の会社退職金は重複調整の対象となります。
受給時期が近いと退職所得控除額が減少し、課税所得や税負担が増える可能性があります。
■会社退職金受給後にiDeCo一時金を受け取る「20年ルール」
会社退職金を先に受け取る場合、iDeCo一時金には20年ルールが適用されます。
退職金受給後20年以内では、勤続年数に応じた退職所得控除が重複調整されます。
会社退職金とiDeCoの受給順序によって、利用できる控除額が変わる点に注意が必要です。
■iDeCoを年金で受け取る選択肢
iDeCoを年金で受け取れば雑所得となり、退職所得控除の重複調整を避けられます。
一時金と年金を併用すれば、退職所得控除と公的年金等控除の両方を活用できます。
特に退職金が高額な経営者は、受給方法ごとの手取り額を事前に試算することが重要です。
iDeCoは加入中の節税効果だけでなく、受け取り時の税負担まで考える必要があります。
会社退職金とiDeCoは、受け取る時期や順番、方法によって最終的な手取り額が変わります。
早期に税額を試算し、最適な受給方法を設計したうえで老後資金を準備することが重要です。
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