経営コラム第101回「賢い社長の経理財務の見どころ・勘どころ・ツッコミどころ」配信!
第101回 中小企業における資金繰り管理の重要性
中小企業における資金繰り管理
コロナ関連の助成金や借入金の支援が終了し、コロナ緊急融資の返済が始まったこともあり、企業の倒産件数が増える傾向にあります。
企業は赤字でも倒産しませんが、資金が不足し支払いに行き詰まると倒産します。
中小企業にとって、資金繰り管理は企業の存続を左右する非常に重要な課題です。
そこで今回は、中小企業における資金繰り管理の重要性について、説明します。
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■資金繰り表の作成
資金繰り表は、営業収支と財務収支に区分して、3〜6ヵ月先の収入と支出を見積もる
確実な情報をもとに収入額を予測するために、売上見込みは販売部門に毎週確認し金額を更新
借入金の返済予定と税金と納税予定額(法人税・消費税・地方税等)を財務支出に転記する
■資金不足の早期発見と早期対応
作成した資金繰り表をもとに、資金不足が予測される場合は、早急に対策を講じる
固定費の支出を抑えたり、イベントの開催を延期し支出を遅らせたりできないかを検討
売掛金の回収を早めたり、請求を分割して前倒しで入金してもらえないかを顧客側と交渉する
■資金繰り表の活用
新しい設備投資を行う際に、その投資が資金繰りに与える影響を事前に確認する
新規事業の立ち上げや、販売促進活動を行う際にも、資金の動きを把握しておくことで、リスクを最小限に抑える
株主や金融機関に対して、資金管理が適切に行われていることをアピールする手段としても利用
不測の事態が起きたときに、慌てずに対処できるように資金を確保しておく
いつの時代においても、資金繰りが安定している会社が生き延びていく