デジタル時代の経理部門における業務改革・電子化対応

 

~電子化対応時のデータの保管方法、ITツールの活⽤法、移行の仕方について、具体的にわかりやすく解説!~

2023年12月13日(水)10:00~17:00  会場+オンライン受講

講師:児玉 尚彦 『経理DXのトリセツ』著者
九州生産性本部(福岡)

電⼦帳簿保存法が改正され、2024年から電子取引のデータ保存が義務化されます。また、2023年10⽉のインボイス制度の導入により、電子インボイスの普及が⾒込まれており、企業においてはデジタル化の対応を迫られています。しかし、紙中⼼のアナログ処理から脱却できずに、デジタル化の対応が遅れている経理部⾨は少なくありません。
本セミナーでは、デジタル化できない原因や課題を整理して、経理部内の伝票や帳簿、社内の申請書類、社外取引の請求書や領収書(インボイス)について、電子化の進め方を解説します。また、電子化対応時のデータの保管方法、ITツールの活用法、移行の仕方について、具体的にわかりやすく解説します。中小企業でも導入できる経理DXの進め方を多くの実例をもとに解説します。

【対象者】経理部門の管理者、担当者、情報システム部門の担当者

詳細・お申し込みはこちら↓
九州生産性本部

 

<講座内容>

1.失敗しない経理DXの進め方

 1)3段階で進める経理部⾨のデジタル化
 2)電子帳簿保存法改正でやるべき項目を整理
 3)経理部門のDXの取り組み状況と今後の対応評価
 4)経理DXの失敗例と成功例

2.デジタル化のメリットと課題
 1)経理部門の時間短縮、経費節減、品質向上を達成
 2)経理のインプットとアウトプットのペーパーレス化
 3)デジタル環境整備でテレワークの生産性向上
 4)デジタル化移行期の問題点と課題への対策

3.経理部内から始めるデジタル化
 1)会計伝票、各種帳簿、財務報告資料の電子保存と活用
 2)インターネットバンキングからの会計仕訳連動
 3)2026年の紙の手形廃止に向けた手形の電子化対応
 4)e-TAX、eLTAXで税務申告・納税手続きを効率化
  【事例紹介】キャッシュレス・伝票レスの改善効果

4.社内業務のデジタル化
 1)立替経費のインボイスはスマホからAI-OCRで処理
 2)仕入・経費の申請、承認、計上、送金をデータ連動
 3)売上の計上と売掛金の消し込みを画⾯で処理
 4)財務状態をリアルタイムに社内で共有
  【事例紹介】部門間の書類を電子化し月次決算を早期化

5.社外取引のデジタル化
 1)2023年末対応必須!電子取引のデータ保存の義務化
  改正直前点検:データ保存方式、検索機能、税務調査対策
 2)インボイスのスキャナ保存と会計帳簿との相互関連性
 3)タイムスタンプによる修正履歴管理と電子保存規程
 4)請求書デジタル化後の会計処理と債権債務管理の効率化
  【事例紹介】JIIMA認証の証憑管理ストレージサービス

6.2024年から経理DXで業務改革を実現

 1)インボイス制度で変わった経理処理と会計システム
 2)デジタルインボイスPeppolと全銀EDIの活用による効率化
 3)自社に適したITツール/クラウドサービスの導入の進め方
 4)デジタル経理への移行スケジュールチャート
  【Q&A】電帳法/インボイス制度のよくある質問

7.デジタル化後の経理の仕事

 1)経理の仕事は事務から業績管理/財務管理へ
 2)経理DX後の時間とコストの改善効果測定グラフ
 3)アナログとデジタルのハイブリッド経理
 4)経理人材のリスキリングとキャリアアップ戦略