「計数管理のスピードアップと経営改善への活かし方」 ~月次決算、半期決算で異常値を捉える計数管理手法を1日でマスター~
企業活動の状態を適切に管理するには、売上、利益、経費、キャッシュフローなどをさまざまな視点から計数的に捉えてチェック
しなければなりません。タイムリーな計数管理ができていない会社は、問題発見が遅れ、経営が悪化していきます。本セミナーでは、
月次でモニタリングすべき数値、四半期ごとに把握する経営指標を、Excelを活用してスピーディーに分析し、経営に活かせる
計数管理手法をマスターします。
2020年9月29日(火)10:00~17:00
講師:児玉 尚彦
主催:SMBCコンサルティング(東京)
詳細・お申し込みはこちら↓
SMBCコンサルティング(東京)
<カリキュラム>
1.計数で管理すれば、あなたの会社はもっと儲かる
1)社内における計数管理の目的と重要性
2)経営者・管理職・経理の数字の見方
3)業種別の特性と重視される管理指標
4)基準値の設定と異常値の認識
2.月次でモニタリングすべき数値と改善対策
1)会計データを利用した計数管理
●Excelを活用したデータ分析グラフ
2)収益構造別にデータを分解して検証
●構成要素別に利益影響度を把握
3)予算実績管理で見るべきポイント
●管理会計による問題発見と損益分岐点
4)利益予算を達成するための対策案
●販売戦略(単価・数量)と変動費と固定費の改善策
【事例演習】月次業績管理における改善提案の留意点
3.1Q(第1四半期):スタートダッシュで一年が決まる
1)四半期データで季節変動を管理
●対前年比較グラフで計画差異を把握
2)収益構造の変化を分析
●利益の変動要因を細分化して探す
3)客数と客単価の増減確認と顧客別の収益性の検証
●当初計画がずれた場合の予算の軌道修正
4)利益率が低い顧客を商品別に分析し改善
【事例演習】事例演習 マージンミックスによる標準利益率の設定
4.2Q(第2四半期):上半期を振り返り下半期を立て直す
1)重点経営管理指標を中心とした自社の経営分析
●ROA、ROE、収益性と効率性
2)時系列データの検証で早めの対策
●移動年計グラフによる傾向分析で異常値発見
3)販売管理費の有効性と妥当性の検証
●実際は成果が出ていない経費予算の使い方を問いただす
4)労働生産性を管理し社員の働き方改革を促す
●社員は一人あたりいくら稼げばいいのか?
5)労働分配率が利益を決める
●社員が増えて増収増益なのに利益率が落ち込む理由
【事例演習】営業時間を延ばすと本当に儲かるかを数値で検討
5.3Q(第3四半期):キャッシュフロー管理でお金を増やす
1)売上と利益の業績管理だけでは失敗する
●スピード経営ではキャッシュフロー効率を優先させる
2)CCC(運転資金回転期間)を速めてキャッシュを増やす
●在庫回転日数、売上債権回転日数、仕入債務回転日数
3)四半期単位での回転期間の分析
●資金サイトのズレを発見するキャッシュ効率分析
4)優良企業が実践する資金効率の改善法
【改善事例】1)回収率徹底で貸倒ゼロ、2)不良在庫解消グラフ
6.4Q(決算):目標を達成するための決算直前対策
1)決算数値の着地点予測と有効施策
●売上利益見込み値による収益性分析
2)「利益額」と「利益率」の目標を両方クリアするには
●販売拡大による利益増と経費削減による利益率改善
3)決算直前対策の優先順位と成果予測
●決算セールと在庫処分の有利不利
【事例演習】販売価格改定のタイミングと意思決定
7.計画予算:事業計画と予算編成のキーになる計数
1)部門予算の立て方を現場で確認する
●積み上げ数値の検証と実現可能性の点検
2)製品ライフサイクルを考えた商品構成の検討
●持続的な成長に必要な新商品の投入割合
3)投資計画を期待値とROICでシミュレーション
【事例演習】売上予測と利益率による投資金額の判断
【まとめ】計数管理の実践と今後の課題
1)これから必要となる計数能力と管理レベル
2)計数管理の参考図書の紹介
※電卓をお持ちください。