ERPの導入を真剣に考えている中小企業の社長様へ!

7000万円の見積もりが3000万円になりました!

「嘘つくなー!」と叱られそうですが、実はこれは我々が実際にお手伝いさせていただいた、ある会社さんの実話です。

なぜ、そこまで金額が変わるんでしょうか?
これまで生きてきて、普通の世界ではなかなかないことだと思います。(詐欺やボッタクリの世界の話になってしまいます)
でも、システム(特に金額が大きい)の開発では、あっても不思議ではないことなんです。

その理由はいくつか考えられますが、最大の理由は「発注側の発注内容が明確になってないこと」が挙げられます。

「発注側の発注内容が明確になっていない」??

これも現実の世界では考えられない話です。特に大きな買い物(家や車など)では、なおさらです。
イメージが固まっていない状態で発注してしまうようなことは、あまり考えられません。
でも、システムの開発では、あっても不思議ではないことなのです。

システムは目で見えづらいものです。
大きくなればなるほど見えづらくなります。
しかも、システムが大きくなるときは大概、システム導入を機に今の業務の流れをよりよくしよう、
無駄な作業をなくし効率的にしてみよう、と考えます。すると、ますます見えづらくなってしまうのです。

そうなんです。
実は、自分たちの「発注すべき内容を明確にすること」が大きなシステムを導入するときは、とっても大事なんです。

「なーんだ、簡単じゃないか」

そう思われますでしょうか?
実は、システムの発注に関していうと、自分たちの「発注すべき内容を明確にすること」は結構難しいことなのです。
形にあわらせるものではないので、基本的には文書や図を駆使して発注内容を表現しなければなりません。
それをさらに、システムを開発・導入してくれる会社さん(ITベンダーさん)に正確に伝えないといけないんです。

ITベンダーさんに伝わりやすい、理解してもらいやすい表現や図表もあります。
そういったものを知っていると正確に伝えやすくなります。

「そういう表現や図表は誰でもすぐにできるものなのか?」

表現や図の書き方自体は簡単です。
でも、そこに書くべき内容を調べたり、考えたりするのには少しコツが必要です。

大きなシステムの導入なんて、そう何回もあることではありません。
だから、そのコツを知っている人たちにやってもらったほうが早くて、簡単です。

「ITベンダーさんはそのコツを知らないの?」

もちろん知ってます。
でも、ITベンダーさんにそこまで含めて全部やってもらおうとすると、上の例のように倍額とられちゃうこともあります。
ITベンダーさんはシステム技術には詳しいですが、その業界やあなたの会社のことはほとんど知りません。
ゼロの状態から「やりたいこと」をはっきりさせないといけないので、
時間もかかるし人もたくさん使わないといけないのです。
たぶん、開発自体よりも時間はかかってしまうと思います。
大きいシステムであればあるほど、さらに多くの時間がかかってしまいます。

だから、出来ればもっと安い、別の人に頼んでやってもらったほうがいいんです。

前フリが長くなっていましたが、そこを私たちはお手伝いしています。

私たちは今まで、経理合理化プロジェクトで沢山の中小企業様のご支援をさせていただいてきました。
なので、中小企業の内情はよく知っています。
また、大企業のERP導入に携わったことのある人材もいますので、システムに関する知識ももっています。

だから、「中小企業様がやりたいこと」を「ITベンダーにわかるようにまとめる」ことが出来るんです。
費用と期間は下記のようになります。
(※もちろん、個別の内容によって前後しますが、だいたいこんなイメージです)
①自社にあったERPパッケージを選定するまでのサポート

約180万円 (約 4か月間のトータルで)

②選定後、ERPの導入~本番化までの進め方のサポート
(もしその後も必要であれば。①の内容を見て要否を判断していただければと思います)

約30万円/月(約4か月間)

スケジュールイメージ(上記設定金額・期間とした場合のおおよそのイメージ)

「自分たちがやりたいこと」を明確にすると、複数のITベンダーさんに提案を競ってもらうこともできるようになります。
「やりたいこと」の優先順位もつけれるようになります
(「絶対必要な機能」、「ないと不便な機能」、「あったら便利な機能」などのように)。
そうすると、状況に応じて「どうしても必要ではない機能は、今回は見送る」という選択も出来るようになります。

「自分たちがやりたいこと」を明確にするだけで、驚くほど見積もり金額は下がるんです。

現実世界では当たり前すぎて気付かないことなんです。それはそうです。
「やりたいこと」や「ほしいもの」が明確でないという状況自体があまりないので、気づくはずはありません。
でも、システムの世界ではよくあることなので、それに気付くだけでも大きな意味があります。

その他にも、システム開発特有の特徴などがあるので、細かいところでいくつか削れるポイントがあったりします。
そうこうしていくと、最終的に本当に7000万円が3000万円まで下がることもあるんです。

実際、我々がお手伝いさせていただいた会社さんもそうでした。

年商は100億以下の規模の会社でした。従業員も数十人の会社さんで、
もちろん、システム専門の部門などあるはずもなく、兼任担当者が一人いるだけの会社さんでした。
システムの老朽化を機にERPを導入したいと考えていましたが、何から手をつけすればよいかよくわからず、
最初、あるITベンダーさんに相談しました。

後日、見積もりが出てきたのですが、概算費用が約7000万円となっていました。
ところが、その金額が高いのか安いのか、妥当性がよくわかりません。
発注してもいいものなのか、どうなのか悩んでいたところに、たまたま我々と
接点があり、我々がお手伝いさせていただくことになりました。

7000万円が妥当かどうかは、まず「自分たちがほしいもの」を明確にしないと見えてきません。
その後、プロジェクトチームを作り、我々と一緒に現状の調査を行い、約1か月半かけて「自分たちがほしいもの」を
文章や図表にまとめる作業をしました。

その後、ITベンダー数社に声をかけ、複数社から提案を受け、評価後、さらに数社に絞ったうえで、
必須でない機能を削るなどして、再提案を行ってもらい、最終的に約3000万になりました。

別にわれわれは、強引な手を使って無理やり安くさせたわけではありません。
どちらかというと気は弱いほうなので、そんなことはできません。

その会社に合った「ほしいもの」をまとめて、過剰な機能などを削っただけです。
あと、ITベンダーさんには多少、競争意識をもつようにしてもらいましたが。

金額の大小も問題ですが、むしろ、それぞれの会社で必要とするものを、
それに見合った金額で提供してもらうことが重要です。

それぞれの会社にとって、またそのときの状況によって、妥当な金額は異なります。
「ほしいもの」の内容が、それぞれの会社によって違うので当然です。

それぞれの会社が「ほしいもの」をまとめるお手伝いを我々は行います。

もしERPやシステムのことで迷われていましたら、一度、我々にご相談ください。

<<お問合わせフォーム>>

話を聞いただけでお金をとったりしません。
何もしないよりは有益な情報をお伝えできると思います。
話を聞いたうえでご判断いただいて、特に我々が必要なければ、それはそれで構いません。
最終的に、自社にとってベストな選択をしていただければOKです。

(最後に)

くどいようですが、絶対にITベンダーさんへの丸投げだけはやめてくださいね。
我々以外でもいいですから、絶対にITに詳しい第3者には相談してくだいね。

丸投げすると、どうしてもITベンダーさんの都合のよいものになりがちです(悪い意味ではなくて)。
ITベンダーさんも悪気があるわけでなく、仕方ないことなんです。

ITベンダーさんも、ユーザに喜んでもらえる形を目指しています。
だから真剣に相談にも乗ってくれるし、ベストなシステム導入ができるように努力してくれます。

でも、彼らのそもそもの目的は
「お客様から言われたことを、正確にスケジュール通りにシステムで実現し、儲けること」です。

丸投げということは「お客さまから言われたこと」も彼らが明らかにしていかないといけなくなります。
その業界やその会社のことを全く知らない彼らにとっては、想像以上の時間のかかる作業になります。
なので、見積もり時間も多めになります。

また、そうなると、たいがい後半のスケジュールがきつくなってきますので
「スケジュール通りにシステムで実現すること」を確保するために、自分たちが得意な技術や製品で、
また開発しやすい方向に仕様を持っていきがちになります。

その他にもシステム開発上、最初の段階では、不確定要素がたくさんありますので、
監視の目がないと、それらのリスクを全て含んだ見積金額となりがちになります。

もちろん、彼らの根本にある目的が「スケジュール通りにシステム導入し、儲けること」なので、当然なのです。

なので、お互いのためにも丸投げだけはしてはいけないのです。
最低限、目的や、やりたいことだけは自分たちで明確にしておかないといけません。